HHhH
最近、HHhHという小説のペーパーバックを読んでいます。
元々気になっていたところに、たまたま立ち寄った洋書ワゴンフェアで500円で売られていたので購入しました。原書フランス語からの英訳ですが、思ったより読み易いです。
タイトルの HHhHは"Himmlers Hirn heißt Heydrich(直訳:ヒムラーの頭脳はハイドリヒと呼ばれる)"の略でして、ナチスドイツ幹部であるハイドリヒの暗殺事件を扱ったノンフィクション小説です。「ナチス第三の男」という邦題で映画化されているようです。
作中で第二次大戦勃発からヨーロッパ各地へのナチスドイツの侵攻の様子が描写される時に、隣の大国が引き起こした現在進行中の戦争が頭に浮かび、かすかに緊張感を覚えます。
小説と言えども実際の出来事を元にしているため、過去を知ることが現在起こっていることの理解に繋がるのだと実感させられます。侵略を受けた国にとって降伏は何を意味するのか?など。
まだ半分も読み進められておらず、関連事項に詳しいわけでもないのであまり言及できることもありませんが、ここら辺の歴史に興味がある人におすすめしておきます。
第三書房さんの思い出
語学書出版社の第三書房さんが破産手続きに入ったと耳にした。
情報源が今のところTwitterのみで確実性に乏しいんだけど、おそらく事実なんだろうな。
ドイツ語検定受験においてはとてもお世話になった。各級の対策テキストや単語帳は今でも復習用として取っておいてある。
今更つらつら書き連ねてもどうしようもないけど、良い語学書を輩出している出版社が無くなってしまうのは残念でならない。
スペイン語でも良い学習書があった。
こちらは使いこなす前にスペイン語の学習そのものをやめてしまったのだけど、必要な情報がコンパクトにまとめられ独習に役立ちそうだった。構文編しか持っていなかったので、倒産と聞いて急いで表現編を買いに走った。ほんと今更なんだけどさ。
課金は大事ですね・・・